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ネガポジ

なにゆえ俺は、ネガティブになってしまったのだろうか。

そもそも、ポジティブな人間は是とされネガティブな人間は非とされる世間の風潮が、俺は気に食わない。

ネガティブな人間がいるからこそ、ポジティブな人間が存在し得るのだ。

世の中の人間が全員ポジティブあるいはネガティブでは、この世は混乱するに違いないと、俺は思う。
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失敗は卑屈のもと

失敗は成功のもと、とよく聞く。

俺の場合もたしかにそういう事もあったが、だからと言って全面的にそれに賛同は出来ない。
なぜなら俺にとって、失敗は「卑屈」のもとでもあるからだ。

もう50年近く生きてきたが、俺が経験してきた失敗は、その多くが「卑屈」を生んだ。
ポジティブな人間は、そこで卑屈にならずに、失敗をバネにして多くのものを学ぶのだろう。

だがあいにく俺は、超ネガティブな人間だ。
だから何かしら失敗すると、どうせ俺なんてそんなもんだと卑屈になり、もうそれ以降同じ事へのチャレンジ
を諦めてしまう。

そのような経験が50年積み重なると、それを修正するのは簡単な事ではない。
俺みたいな人間は、本当に生き辛い。
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150万円

俺は、昔勤めていた会社に貸しがある。

その会社には3年ほど勤めていたが、俺が辞める3カ月ほど前から給料未払いだったのだ。
なおかつ、俺が辞めてからその会社の仕事を個人で請け負った報酬も未払いだった。

その額150万円。
諦め切れる金額ではない。

そのため、当時俺は裁判沙汰にしたのだが、裁判の一歩手前の調停という公の場で、いつか必ず支払い
ます、という公約を社長から得た。

だが、その後何度か催促しても一向に支払う気配も無く、会社は倒産していた。

俺は今日、何気なく携帯を見ていたところ上記の件を思い出し、元社長に思い切って電話をかけてみた。
元社長は、以外にすんなり電話に出た。

しかし、相変わらずのらりくらりでハナシにならない。
もう10年以上前の事なので、俺もダメもとで連絡したわけだが、誠意というものが全く感じられなかった。

なので、もうこの件はきっぱり諦めることにした。
なんだか後味が悪い。
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触手

俺には、人と関わるための触手が無い。

人は、それぞれの触手とそれぞれの触手を絡ませ合ってコミュニケーションをとっている。
触手が多ければ多いほど、様々な人間と接触出来る。

だが俺にはその触手というものが存在しないため、他者はどんな触手をもってしても、俺とは絡めない。
要するに、俺はつかみどころが無い人間であり、もっと言えば取り柄が無い人間なのだ。

こうして書いてみても、俺のこの透明な存在っぷりはどうしても上手く表現できない。
それは、過去何十年とその感覚を積み重ねた人間でないと、説明し得ない。
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