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特権

俺の書いた短編官能小説が、最優秀作品に選ばれた。

とあるサイトでそのような小説の募集企画があり、俺はダメもとで原稿を書き送っていたのだ。
もしかしたらという期待もあったが、まさか俺の作品が選ばれるとは思っていなかった。

今の俺の生活には、クルマ関係以外には、こうして文章を書くぐらいの作業しか残っていない。
それも最近は、被害妄想的な要素を含んだやや攻撃的な文章だ。

人と全く会わない生活をしていると、前回の日記にも記したがコミュニケーション能力が激減する。
しかしその代わりに、「書く」という作業が研ぎ澄まされているようにも感じる。

それが俺のような人間の特権であると言い切る事が出来るならば、少しは救われる。
生業とまではいかずとも、その特権を何かに活かせればいいのだが。
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退化

生物は、使わない機能は退化するとよく聞く。
人間も然りであり、俺の場合、コミュニケーション能力がそのいい例だ。

繰り返しになるが、俺は社会復帰する以前の7年間及び、会社を辞めてからの半年間、全くと言っていいほど人と会っていない。

仕事をしていた期間でさえも、俺は極力人を避けていた。
飲み会など、俺にとっては地獄絵図そのものだった。

一時期、「飲みニュケーション」などと言うコトバが流行ったが、酒が飲めない俺にとっては、そんなコトバは世の中から消滅して欲しい。
俺は、そんなコトバを、100パーセント否定もするしバカにもする。
そもそも、それは酒の力を借りないとコミュニケーションが取れないバカ者たちの言い訳に過ぎない。

話がそれてしまったが、とにかく俺はここ10年間弱、就労期間を除き人と会った回数は、片手で足りるほどだ。
人と関わることが出来ない、ゆえに俺は人を避ける、そしてますます俺のコミュニケーション力は落ちていくという悪循環だ。

冒頭で述べた理論が正しいとするならば、俺はもう、このまま人を避け続けながらコソコソと生きていくしかない。
なぜなら、一度退化したものは決して復活することがないからだ。

努力次第でなんとかなる、などと言う人間がいても、俺はそんな人間が発する言葉には耳を貸さない。
そのような人間には、一度俺の人生を体験してみろと言いたい。
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