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俺は、人と相対すると、すぐさま身構え壁を作ってしまう。

その不自然さのみが相手に伝わり、相手はどう接していいのか戸惑う。
いや、戸惑うというより、壁に向かって接することになるため、結局俺の事などどうでもよくなるのだ。

見えない人間の事などに、興味はわかない。
誰だって、壁と話す気にはなれない。

そして、当然そこには、人間的な繋がりなど発生し得ない。
俺は、その愚行を繰り返しているのだ。
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不成立

俺は、人間として成り立っていない。
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無色透明無味無臭

俺は、人と会っていない。

よく、今年一年で人と会わなかった日は3日ぐらいだ、と自慢げに語る人間がいる。
俺は、その真逆だ。

前述したような人間は、それはそれは濃い日々を送っているのだろう。
比して、俺の日々はなんと薄い日々だろう。

いや、薄いなんていうレベルではない。
俺のそれは、無色透明無味無臭だ。

つまり、透明だ。
俺の世界は、何をどう解釈しても、透明な存在なのだ。
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目つき

俺を見る人間の目つきは、独特だ。

言葉では表現しにくい。
敢えて言えば、怪訝そうな、不思議そうな、化け物を見るような、そんな目つきだ。

特に初対面の人間は、たいてい上述した目つきになる。

そしてそれは、決して心地の良い目つきではない。
自分が、何かおかしい人間だと感じさせられる。

そうなってしまう原因は何か。
それは、俺が自然体でないからだ。

結局俺は、いつでも努めて当たり前の人間を装う羽目になるのだ。
もう俺はそれに疲れた。
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