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ありのまま

自分を守ってやれるのは、自分しかいない。

巷でよく聞くセリフだ。

だが俺は、こんな出来そこないの人間を守る気にもならないし、受け入れる事も出来ない。

俺は、ここでありのままの自分を表現しているだけだ。
たとえそれが、俺の障害を酷くさせる行為だとしても、俺はそれを止める事は出来ない。

どこかに吐きださないと、気が狂いそうになるからだ。
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どんなものでも、何かしらの力がある。

究極的に考えると、チリやホコリでさえ、それらが積もれば「人間に掃除をさせる」という力を持っている。

比して俺はどうだ。
何の役にも立っていないし、何の力も持ち合わせていない。

つまり、俺という存在は、チリやホコリ以下なのだ。
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近い将来

俺はもう、誰ともコミュニケーションが取れない。

先日、車の部品を装着してもらうため、ディーラーに行った。
待ち時間の間、俺は営業マンと会話していたが、会話を成立させるのに必死で、気が付くと俺は歯を食いしばっていた。

部品の装着が終わり、車に乗り込みディーラーを後にすると、俺は安堵のため息をつきながらも、疲れ切っていた。
親しい営業マンとの会話でさえ、この有様だ。

そんな俺が、どこかの会社に勤めるという行為など、自殺行為だ。

人間関係が皆無な仕事など、無いのが現実だ。
したがって、俺は近い将来のたれ死ぬ運命なのだ。
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