どうでもいい
市役所の広報スピーカーから流れ出る音声が、うるさくて仕方ない。
俺にとって、誰がいつ行方不明になったかなど、全く関係のない話だ。
繰り返し放送されるその音声に、俺は今ひどくいらだっている。
もうやめてくれ。
俺にとって、誰がいつ行方不明になったかなど、全く関係のない話だ。
繰り返し放送されるその音声に、俺は今ひどくいらだっている。
もうやめてくれ。
2013-02-28 19:05
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クルマ
クルマが不調で入院してしまった。
今の俺にとってそれは贅沢かもしれないが、ドライブだけが唯一の逃げ道だった。
運転している時の時間は、部屋でもがいている時間より数段マシだ。
そのマシな時間さえも、奪われてしまった。
退院には、1か月かかる。
絶望的な気分だ。
今の俺にとってそれは贅沢かもしれないが、ドライブだけが唯一の逃げ道だった。
運転している時の時間は、部屋でもがいている時間より数段マシだ。
そのマシな時間さえも、奪われてしまった。
退院には、1か月かかる。
絶望的な気分だ。
2013-02-28 18:59
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太陽系
俺に、太陽は存在しない。
仮にあったとしても、それには俺を引き寄せる力はない。
ゆえに、俺は太陽系から離脱し、宇宙をさまよっているのだ。
あてもなく、ただただどこまでもさまよっているのだ。
仮にあったとしても、それには俺を引き寄せる力はない。
ゆえに、俺は太陽系から離脱し、宇宙をさまよっているのだ。
あてもなく、ただただどこまでもさまよっているのだ。
2013-02-28 18:44
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独房
独房に、いる気分だ。
その独房には、テレビもラジオもパソコンだってある。
外に出ようと思えば、それも可能だ。
だが一見快適に思えるその独房は、本物の独房に勝るとも劣らない苦しさを持つ。
自由と名付けられた独房に、俺はいるのだ。
その独房には、テレビもラジオもパソコンだってある。
外に出ようと思えば、それも可能だ。
だが一見快適に思えるその独房は、本物の独房に勝るとも劣らない苦しさを持つ。
自由と名付けられた独房に、俺はいるのだ。
2013-02-27 17:24
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棄権
俺は、成功も失敗もしていない。
なにしろ、何にも勝負をしていないからだ。
言い換えれば、俺は勝負を棄権し続けているのだ。
そんな人間は、何をも得ない。
なにしろ、何にも勝負をしていないからだ。
言い換えれば、俺は勝負を棄権し続けているのだ。
そんな人間は、何をも得ない。
2013-02-26 18:55
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不見
俺は、軽く見られている。
正確に言うならば、軽くという副詞は正しくない。
つまり、見られてもいないのだ。
俺と相対する人間は、俺は存在していないものと認識する。
したがって、俺は見られる対象にさえならないのだ。
やはり俺は、透明な存在だ。
正確に言うならば、軽くという副詞は正しくない。
つまり、見られてもいないのだ。
俺と相対する人間は、俺は存在していないものと認識する。
したがって、俺は見られる対象にさえならないのだ。
やはり俺は、透明な存在だ。
2013-02-25 19:25
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