黒板
俺は、黒板という存在だ。
誰かが何かを一方的に書く対象なのだ。
自らは何も言葉を発せず、ただひたすら、書かれるのを待っている。
そして、さもそれが自分の言葉であるかのように錯覚し、他者に注目され己の存在を感じるのだ。
だが、それも黒板消しで消されれば、再び俺は寡黙になる。
誰も黒板に、返事や質問など投げかけない。
俺は、他者の言葉を受け止めるだけの、黒板だ。
誰かが何かを一方的に書く対象なのだ。
自らは何も言葉を発せず、ただひたすら、書かれるのを待っている。
そして、さもそれが自分の言葉であるかのように錯覚し、他者に注目され己の存在を感じるのだ。
だが、それも黒板消しで消されれば、再び俺は寡黙になる。
誰も黒板に、返事や質問など投げかけない。
俺は、他者の言葉を受け止めるだけの、黒板だ。
2013-03-09 19:35
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丸腰
俺には、何の武器もない。
まだ20代の頃までは、何かしらの武器を持っていた。
しかし、それも今では影も形もない。
この丸腰の状態では、とてもじゃないが社会に出られない。
まだ20代の頃までは、何かしらの武器を持っていた。
しかし、それも今では影も形もない。
この丸腰の状態では、とてもじゃないが社会に出られない。
2013-03-09 18:15
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手遅れ
年齢や肩書きなどに縛られるなと、よく聞く。
だが現実は、そんなに甘くない。
50歳で無職というだけで、人は俺を敬遠する。
乱暴に言えば、俺は人間扱いされない。
その対応に、俺は散々遭遇し辟易してきた。
手遅れ、という言葉が何度も俺の頭の中をよぎっている。
だが現実は、そんなに甘くない。
50歳で無職というだけで、人は俺を敬遠する。
乱暴に言えば、俺は人間扱いされない。
その対応に、俺は散々遭遇し辟易してきた。
手遅れ、という言葉が何度も俺の頭の中をよぎっている。
2013-03-09 16:58
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