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俺は、迷走しているわけではない。
俺は、歩を進めるという作業を、破棄してしまったのだ。
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疲れ

俺はもう、生き疲れた。
さらにやっかいなことにこの疲れは、休息すればするほど、その重みが増すのだ。
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遺伝子

俺は、俺の一挙手一投足に、反吐が出そうだ。
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無意識

俺を知っている人物が、細い道で俺と遭遇しても、彼等はあたかも俺が存在しないがの如く、無意識に軽く体をずらし、俺の横を通り過ぎるだけだ。
そこには、コミュニケーションは一切生じない。
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台詞

俺の台本には、「俺はもうだめだ」という一文しか記されていない。
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俺は、弦の無いギターだ。
いかなるメロディーも奏でることが出来ないギターだ。
それでもそのギターは、ギターとして市場に出されてしまったのだ。
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判決

俺という被告人に課せられた刑は、「寿命が尽きるまで生きろ」だ。
俺にとって、それは極刑だ。
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十人九色

十人いれば、十通りのコミュニケーション術が存在する。
だが、その十人の中に俺が入ったとするならば、九通りになる。
透明な存在とは、そういうことだ。
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社会権

身障者という言葉はあるが、精障者という言葉は存在しない。
それが現実だということを、なぜわからないのだ。
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依存

俺はまた、人に依存しようとしている。
たとえそれが、倫理的に許されないことでもだ。
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