クッション
俺というクッションは、中身に何も入っておらず、表にクッションとだけ書かれた、ただの布だ。
そして俺は、誰かが俺に座るのを待っているだけなのだ。
しかし、そのようなクッションには誰も座るはずもない。
仮に、誰かが座ったとしても、その人間は何の感想も持たずに、別のクッションへと移動する。
そして俺は、誰かが俺に座るのを待っているだけなのだ。
しかし、そのようなクッションには誰も座るはずもない。
仮に、誰かが座ったとしても、その人間は何の感想も持たずに、別のクッションへと移動する。
2013-05-09 18:25
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ゼロ秒の矛盾
ゼロ秒という時間は、存在しない。
だが俺は、それであるにもかかわらず、存在してしまっているのだ。
その矛盾は、俺が死ぬまで横たわり続ける。
だが俺は、それであるにもかかわらず、存在してしまっているのだ。
その矛盾は、俺が死ぬまで横たわり続ける。
2013-05-09 18:11
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喪失
あらゆる事象が、何の抵抗もなく俺の体をすり抜けていく。
もう俺の心には、何も引っかからない。
逆に言えば、俺の心自体が、喪失してしまったのかもしれない。
もう俺の心には、何も引っかからない。
逆に言えば、俺の心自体が、喪失してしまったのかもしれない。
2013-05-09 17:49
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