フレーズ
夢だとか希望だとか、そのような扱いやすいフレーズがこの世にはびこり過ぎている。
それらを見聞きするたびに、俺はむしろ夢を持てず、希望を見出すこともひどく困難に感じる。
それらを見聞きするたびに、俺はむしろ夢を持てず、希望を見出すこともひどく困難に感じる。
2013-05-16 19:23
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銀の矢
雨音は、俺にとって決して心地よいものではない。
なぜならそれは、俺のこの腐敗した心に突き刺さりそして責め立てる、言わば銀の矢が、間断なく降り注ぐ音だからだ。
なぜならそれは、俺のこの腐敗した心に突き刺さりそして責め立てる、言わば銀の矢が、間断なく降り注ぐ音だからだ。
2013-05-16 18:38
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気付き
俺には、魅力という代物が存在しない。
それは、往々にして自分では気付かないという、極めて人間的な感覚である。
だが俺は、己に魅力がないという事実に、とうとう気付いてしまったのだ。
それは、往々にして自分では気付かないという、極めて人間的な感覚である。
だが俺は、己に魅力がないという事実に、とうとう気付いてしまったのだ。
2013-05-16 18:30
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魚
俺と接した人間は、俺に関する話題になると寡黙になるが、それ以外の話題になると、一転して饒舌になる。
その変貌ぶりはあたかも、陸に打ち上げられた魚と、水を得た魚のようだ。
その変貌ぶりはあたかも、陸に打ち上げられた魚と、水を得た魚のようだ。
2013-05-16 18:18
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セールスポイント
俺という商品は、どんな剛腕なセールスマンをもってしても、一個たりとも売れやしない。
なぜなら、俺には一ミリのセールスポイントもないからだ。
そして万が一売れたとしても、瞬時に返品される運命なのだ。
なぜなら、俺には一ミリのセールスポイントもないからだ。
そして万が一売れたとしても、瞬時に返品される運命なのだ。
2013-05-16 17:30
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行き場
俺は、人と接すれば接するほど、劣等感だけがうず高く積もっていき、人から離れれば離れるほど、つまらない人間になっていく。
俺にはもう、行き場がない。
俺にはもう、行き場がない。
2013-05-16 17:27
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