人格欠損者
俺は、人格障害者ではない。
もしそうなら、それなりの個性が発生するはずだ。
つまり俺には、人格そのものがないのだ。
ゆえに誰も、俺を認識出来ない。
もしそうなら、それなりの個性が発生するはずだ。
つまり俺には、人格そのものがないのだ。
ゆえに誰も、俺を認識出来ない。
2013-08-21 19:04
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孤独力
「一人でいる孤独より、二人でいるのに感じる孤独の方が、より辛い」という類の嘆きを、よく見聞きする。
だがそれは、俺に言わせれば、ただの贅沢に過ぎない。
一人という孤独力には、他のどんな孤独力も及ばないのだ。
だがそれは、俺に言わせれば、ただの贅沢に過ぎない。
一人という孤独力には、他のどんな孤独力も及ばないのだ。
2013-08-21 18:58
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死骸
「人間、死んだ気になれば何でもできる」などという、ありきたりな説法は、俺には通用しない。
なぜなら、俺はもう、死んでいるからだ。
今いる俺は、ただの見えない死骸だ。
なぜなら、俺はもう、死んでいるからだ。
今いる俺は、ただの見えない死骸だ。
2013-08-21 18:45
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行き場
俺は、こんな現在が待っているのなら、俺のどの過去にも戻りたくはない。
俺は、こんな現在を引きずる未来なら、その未来になど行きたくもない。
つまり俺には、もう行き場がないのだ。
俺は、こんな現在を引きずる未来なら、その未来になど行きたくもない。
つまり俺には、もう行き場がないのだ。
2013-08-21 18:37
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証拠
俺は、幼少の頃から、俺が透明な存在である証拠を、家族あるいは社会から突き付けられてきた。
その、いまいましい証拠は、枚挙にいとまがない。
今思い出しても、吐き気がするほどだ。
その、いまいましい証拠は、枚挙にいとまがない。
今思い出しても、吐き気がするほどだ。
2013-08-21 18:32
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