末路
俺には、社会に入り込りこむすき間がない。
一ミリのすき間もないのだ。
いつからか、俺は社会からはじき出され、ぼーっと突っ立っているだけの人間になり果てた。
社会では認識されない、透明な存在が、たどる末路だ。
一ミリのすき間もないのだ。
いつからか、俺は社会からはじき出され、ぼーっと突っ立っているだけの人間になり果てた。
社会では認識されない、透明な存在が、たどる末路だ。
2013-09-26 20:32
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店
俺という店は、もうとっくに閉店している。
商品を仕入れることもなく、ありとあらゆる出入り口を閉鎖し、外界との接触を断ったのだ。
「開けてくれ」という客も、いない。
開店することは、二度とないのだ。
商品を仕入れることもなく、ありとあらゆる出入り口を閉鎖し、外界との接触を断ったのだ。
「開けてくれ」という客も、いない。
開店することは、二度とないのだ。
2013-09-26 18:37
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