SSブログ

末路

俺には、社会に入り込りこむすき間がない。
一ミリのすき間もないのだ。
いつからか、俺は社会からはじき出され、ぼーっと突っ立っているだけの人間になり果てた。
社会では認識されない、透明な存在が、たどる末路だ。
トラックバック(0) 

俺という店は、もうとっくに閉店している。
商品を仕入れることもなく、ありとあらゆる出入り口を閉鎖し、外界との接触を断ったのだ。
「開けてくれ」という客も、いない。
開店することは、二度とないのだ。
トラックバック(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。