看板
動物園に、俺の展示スペースがあるとしたなら、その看板には「人間」と書かれてはいない。
そこには、何も記されていないのだ。
そして来客者は、いぶかしげに俺をいちべつし、瞬時に次の展示スペースに移動する。
透明な存在とは、そういうことだ。
そこには、何も記されていないのだ。
そして来客者は、いぶかしげに俺をいちべつし、瞬時に次の展示スペースに移動する。
透明な存在とは、そういうことだ。
2013-10-25 18:59
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生きる理由
俺は、他者と接した回数分、己が透明な存在であるという証を、手にしてしまう。
そして俺は、その証を突きつけらるたびに、絶望している。
つまり、俺は絶望するために生きているのだ。
俺に、生きる理由があるとしたならば、それだ。
そして俺は、その証を突きつけらるたびに、絶望している。
つまり、俺は絶望するために生きているのだ。
俺に、生きる理由があるとしたならば、それだ。
2013-10-25 18:52
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