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ドライブ依存症

結局寝直しも出来ず、俺は深夜ドライブを敢行した。
家に戻ったのは、午前5時だ。

帰宅後、2時間ほど仮眠し、重い腰を上げてウォーキングを行った。
これを維持することで、俺はかすかに人間としての活動感を得ている。
それは微々たるものだが、俺は、ウォーキングという行為にすがっているのだ。

ウォーキングを済ませると、何も無い生活が待っている。
そしてまた、俺は何かに導かれるように車のハンドルを握った。
夕方5時まで、ひたすら運転する。

これはもう、自分でもドライブ依存症だと思う。
しかし何かをしていないと、俺の時間は全く経過してくれない。
経過しない時間をまんじりともせず過ごすのは、精神をひどく疲弊させる。
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