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音量

テレビもラジオも音楽も、何を言っているのかあるいは歌っているのかがわからない程度の音量が、俺にはちょうどいい。
なぜなら、彼等が放っている言葉全てが、俺を絶望させるに十分な意味を持っているからだ。
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俺は今、絶望という海の上を漂う小舟に、その身を置いている。
それ自体不運なことだが、さらに不運なのは、その海には全く波が立っていないことだ。
つまり俺は、絶望の大波にのまれ命を落とすこともなく、永遠に絶望の海をさまよわなければいけないのだ。
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句読点

俺という人生の台本は、句読点や空白のみで構成されている。
意味のある文字の類は、一切存在しない。
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設計図

俺という人間は、設計図の段階でミスが存在していた。
そのミスは、人間というレベルでの欠陥などという、ありふれたものではない。
それは、そもそも人間として設計されていなかったという、致命的なミスだ。
俺は、その設計図通りに作成され、以降一度も設計図を見直されることなく、人間として無理矢理この世に送り出されてしまったのだ。
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風船

実体は風船にもかかわらず、それに家族というシールを貼りたがる。
そのような愚かな行為に、俺はもううんざりしている。
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影が薄い、という表現がある。
印象に残りにくい、目立たない人間を指して言う言葉だ。
だが俺には、その薄いという影さえない。
なにしろ、俺は輪郭さえない完全な透明な存在だからだ。
影の出来ようがないのだ。
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手応え

俺は、手応えのない人間だ。
俺と相対した者は皆、俺という存在の手応えのなさを感じている。
いや、手応えがないゆえ、それを感じることさえないのかもしれない。
つまり他者は、俺という厚さゼロミリの透明な壁を、ただ何の抵抗も感じずに通り過ぎるだけなのだ。
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生きていても仕方がない

俺は、死にたいとは思わないが、いつ死んでもかまわないと思っている。
その思いは、人生に悔いは無いという思想から成立しているわけではない。
ただ単に、生きていても仕方がないという、極めてシンプルな状況から発生しているだけだ。
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売り物が、一切無いのにも関わらず、俺は店を開けていなければならない。
その店の前を通る者は、一瞬怪訝そうな顔をしながら、すぐに去っていく。
そして俺は、そのたびに胸が張り裂けそうな、強烈な違和感を覚えるのだ。
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要素

状況は、俺を絶望させる要素をふんだんに抱えている。
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