ホコリ

他者は、俺に反応しない。
反応するとしても、せいぜい俺がたてるホコリを、煙たがるぐらいだ。
俺は、その程度の存在だ。

説教

俺へのアドバイスは、それが善意からのものであろうと悪意からのものであろうと、的外れな説教にしかならない。
俺は、それに辟易している。

バトン

俺は、誰からもバトンを受け取ることもなく、そして誰にもバトンを渡すことがない。
俺は、そういう存在だ。

切断

生物には、自然治癒という能力が備わっている。
だが俺には、それは通用しない。
俺の心は、ひどく化膿し、そしてそれが回復しかさぶたになることはなく、壊死した。
俺はもう、心を切断しなければならないのだ。

ゼロオーラ

俺には、それが正であろうと負であろうと、オーラというものがない。
俺が放ち続けるのは、ゼロという、誰にも見えないオーラのみだ。

パラメーター

他者が俺に対して、どんなに興味をそそろうとしても、俺はもうそれに振り向くことはない。
なぜなら、俺の好奇心というパラメーターは、とっくにゼロになっているからだ。