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ハンデ

障害者は、何かしらのハンデを持っている人間とも言える。

身体障害者のそれは、手や足や視覚あるいは聴覚の、消失だったりする。
それに比して、精神障害者のハンデとは何かと問われると、明確な答えは見つからない。
実にあいまいな世界だと思う。

俺の場合を考えてみると、おそらくその答えの一つは「好奇心の消失」だろう。
このハンデは、経験してみないとわからない苦しさだ。

俺はクルマに興味があるはずで、実際多額のカネをそれに消費している。
さりとてそれも、他に好奇心をくすぐられる対象が無いゆえに、無理やり定義付けしているキライがある。

いずれにしても、このハンデはきつい。
何しろ、何も興味がわかない人間は、なぜ自分が生きているのかという疑問に必ず行きついてしまうのだ。
下手をすると、自死という結果をもたらしてしまうかもしれない。

俺は、今のところ死にたいとは思わない。
しかし、正直に言うと、積極的に生きたいとも思わない。
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部屋と絶望と私

何やら聞いたことがあるような無いようなタイトルだが、今の俺をよく表している。

今日は特にずっと部屋にいるので、その感覚が強い。
まさしくこの部屋には、絶望している俺が存在している。

絶望という言葉をそう簡単には使ってはいけないのかもしれない。
よく、住む場所があるだけ幸せだよ、と比較論で俺を諭す人間もいる。

だが俺は、その論理は間違っていると思う。
なぜなら、絶望や幸せといった言葉の持つ意味は、人それぞれに異なるものだからだ。

たとえホームレスになってしまっても、自由気ままで幸せだと感じる人も中にはいるだろうし、裕福な家庭
にその身を置く人だって、実は心の中はすさんでいる人も中にはいる。
幸福と裕福は、全く異なるものだ。

したがって、俺のように住む場所もあり最低限の生活が出来るからといって、必ずしも幸せだとは言えない
のだ。
そしてもし俺の言っていることが間違っているとしたら、アフリカの恵まれない子供たちに比べれば日本人
は全国民が幸せだと言い切らなければならないことになる。

しかし現実はどうだ。

俺は言いたい。
自殺者が後を絶たないのはなぜだ。
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趣味

今日は雨、少し寒い。

ドライブ依存症は相変わらずだが、今日はガス設備の点検があり、いつガス屋さんが来るのかわからない
ので、否応なしに家にいる。

家にいると、やはり時間の重さを感じざるを得ない。
時間の経過が、桁違いに遅いのだ。

クルマ以外に趣味が無い俺は、その重たい時間に押し潰されそうだ。
あれやれこれやれとよく言われるが、ちっとも興味がわかないのだからやりようが無い。

そもそも趣味なんてものは、自然発生的に生じるものだ。
強制的に無理やり行うものではない。

たとえそれを実行したとしても、楽しくもないし長続きもしない。
それを理解出来ない人間は、自分が楽しいのだから他の人もきっと楽しいに違いないという思い込みが
激しい。
俺は過去、その類の人間に幾度となく辟易してきた。

自分の価値観を他者に押しつけるという行為は、人として愚かな行為だと俺は思う。
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